(∞ ❛ั ⊝❛ั ) マルハバ!*
著者: Juan Antonio Capó
http://free.gatag.net/2010/11/21/170000.html
フェズで泊まった宿。Hotel Agadir
日本人宿ではないけれど日本人ばっかりだった。
(モロッコとは思えない近代的なショッピングモール。)
その宿には、私と8個ぐらい歳が離れた平成生まれの男の子がいた。
その宿には、私と8個ぐらい歳が離れた平成生まれの男の子がいた。
彼がなかなか面白くて、私とは180度違う価値観を持っていた。
・働きたくない。
(今まで一度も就職したことない。)
・愛ってなんなの?おいしいの?
(でも女には、困ったことないんだよね。)
(今まで一度も就職したことない。)
・愛ってなんなの?おいしいの?
(でも女には、困ったことないんだよね。)
それぞれ違う価値観を持ってるのは、当たり前。
私が彼に意見することなんて何もない。
ただ、これが身内となると話は別で。
自由に生きてるつもりだったけど、意外と私は安定を求めてるの?と、
色々と考え出してしまった。
(愛ってなんなのかは、私もちゃんと答えられなかった。難しいことを聞きやがる。)
以降回想スタート。
今から約7年前。
社会人1年目のクリスマスイブの前の日。私とてれさ(旦那)は出会った。
''共通の友人の紹介''という、よくある平凡な出会い方。
電車のホームでハンカチを落として、『落としましたよ。』って優しくハンカチを拾ってくれる男性と恋に落ちるのかな。
もしくは、本屋で読みたかった本を見つけ、手を伸ばしたと同時に、同じ本を掴もうとした男性と恋が始まるのかな。
当時から夢みがちだった私は、『運命の出会い』というものを妄想をしていたけど、現実はそうドラマチックなものではなかった。
付き合いたてのころ。
彼は仕事を辞めて、建築の学校に通い直していた学生だった。
今年の3月に卒業するということで、一人で1ヶ月ほどタイに行きたいというのだ。
(それはそれは、どうぞいってらっしゃい。)と寂しいながらも見送ったけど、帰ってきた彼の言葉に驚愕して、別れを考えた。
『俺、このまま就職せずに、一年ぐらい海外ふらふらして来よっかなぁ〜。』
(ないわ。終わった。)
この人とは、もう無理だと確信した瞬間だった。
自分がこんなに必死に働いてるのに、こいつめ、何を言い出すんだろう。と少し腹も立った。
なんやかんやで結局、彼は就職したのだけれど・・
それなのに、数年後まさか本当に仕事を辞めて、夫婦でこうやって海外をふらふらしてるのだから、人生は何があるかわからない。
(夫婦で仕事を辞めて、収入がゼロになることに対しては、もちろん抵抗はすごくあったよ。)
==
恋愛と結婚は別だとよく言われるけれど、私は女子は結婚に安定を求めるのだと思う。
やっぱりお金には困りたくないし、今の生活水準を下げることは嫌でしょ?
だから、コンパでも名の知れた有名企業で働いてる人だと、かっこよくなくても多少はチヤホヤされるのだろう。
その点、旅人は、安定とはまったく逆の位置にいる。
日本に帰ってから就職し直す人もいれば、就職しない人もいる。
日本の勤務体系は、世界的に見ればやっぱりちょっと変わってて。
旅することで、それに気づく人も多い。
日本でちょっと働いて、その資金で海外をふらふらする。
お金がなくなれば、また日本に帰って、貯まればまた海外に行く。旅好きにはそんな生活をおくる人もいるだろう。
私はこうやって、ふらふらしてても構わないけど、結婚相手に求めるものはやっぱり安定で..
そうやって、一生海外でふらふらしてる人は嫌だなぁ〜。自分の仕事が好きで、仕事がんばってる人がいいな〜。
彼を見ていて、勝手ながらこんなことを考えていた。(そして、彼にも感想を話した。)
自分はいいの。何してても。
他人もいいの。何してても。
でも結婚相手に求めるものは違う。
だって、自分に害があるから。
『あなたのこういうとこが、嫌だ。直してほしい。』
旅中はよくそう言い合って、お互いに何回も気分を悪くした。
他人なら気にならないことも、これが旦那になるとすごく気になる。
他人じゃなくて家族だから。
距離が近すぎたのも原因なのかな?
私ってやっぱ身勝手。
でも女子ってそういうもんじゃない?
しょうがないでしょ。と一人で勝手に考え、開き直ってた。
旅が終わって日本に帰ったら、私とてれさがバリバリ働いてますように。
そして、次回旅で再開する時には、喧嘩することが減りますように。
一人で旅してるのと同様に、楽しく過ごせますように。
ロスバケして、ついに3日目?
隣のベッドで寝ていたのりちゃんの
『嫌だぁ〜』っていう寝言 が、そんなことを思ってる時に聞こえた。
彼女の荷物が早く届きますように。も、追加しといたよ。
もやもや考えながら、眠りについたフェズでの夜。 旅を仕事に出来たら、一番いいのかな?
旅してると、色んな価値観を持ってる人に出会う。
そして、私はどんなことを考えてるんだろう?と自答したくなる。
人との出会いはやっぱり面白い。
※あくまでも、個人の感想です。
って書いとこ..(ી(΄◞ิ౪◟ิ‵)ʃ)
昨日は46名の方がクリックしてくれました!そんなに減ってなくてよかったです。笑
現在9位。ぱるる!
女忍者の更新通知がリアルタイムで、LINEで受け取れるようになりました!
LINEユーザーの方は、よろしければご利用ください。詳しくはコチラ→ ★
目指せ1,000いいね!
この記事が気に入ったら
いいね!してね。
最新情報をお届けします
Twitterで女忍者をフォローしよう!
Follow @nappy_saya
コメント
コメント一覧 (11)
とてもいいと思うのですが・・・。
片方が必死に働いて、もう片方がずっと旅してたら関係が上手く
いかなくなると思うのですが・・・。
自分勝手なのはみんな一緒ですよ、旦那さんが労働に目覚めてくれるといいですね,応援してます
ご夫婦で世界一周も羨ましいですが、
私は『俺は仕事があるから日本で待ってる。仕事辞めたらしばらくローン組めなくなるし』って言ってくれる人が旦那で良かったと思っています。
勝手ですよね。笑
日本はやはりこういう意識遅れてるよねー。
男女同権。安定や金が欲しければ自分で働きましょう。
そもそも結婚と言う行為自体が安定を求めているのだと思います。女子も男子も関係ありません
好きなだけなら結婚する必要がない。相手を自分だけに束縛するため?相手の収入を宛てにしているから?老後子供に養ってもらう為?もしもの時の備え?(すいませんネガティブな考えばかりですwww)色々と理由はありますが、相手の事が本当に好きな「だけ」であれば結婚するメリットが見当たりません。
宿で会った若者のように一人で生きて、一人で好きなようにする、老後の事なんか考えていたら人生楽しくない‼‼www
彼の生き方を批判するつもりもないし、興味もありませんが、彼がこの先そういった生活を一生続けていけるのか?
答えは判りません。可能性としては、限りなく高い確率で彼が嫌うような人生を歩まなければならないでしょうが、もしかしたらそういった生活を続けていけるかもしれませんし、マハラジャの娘さんを運良くゲットして逆玉ライフを送れるかもしれませんwww
そんな彼を見て旦那さんの放浪癖的なものを思い出してしまっただけではないのでしょうか?
好きなだけでは結婚はできない。お二人は更なる場所に行ったからご結婚できたのではないですか?
判り合えるまで何度も話し合えば良いと思います
そして少し気になったのですが、自分は良くても旦那は良くない。と言うのはフェアでないような気がします・・・中には嫁が稼いで旦那が主夫wwwしている家庭もあるようですし(家事と遊ぶのはまた別ですが)
相手に変わって欲しいと願うのであれば、まずご自分で模範を示してみるのはどうでしょうか?
長々ダラダラと意味もなく偉そうに語って申し訳ありません
これからも気を付けて良い旅を
一路平平安安
旅途順風
コメントありがとうございます。
仰る通りで、私たちは片方だけが旅して..ってことは、できないと思います。
(お互い寛大ではないのでw)
夫婦で楽しみやつらいことを共有できることは、一番の理想ですね。
それ、すごくわかりやすい例えです。笑
そんな感じです。
旦那は、今は労働に目覚めてないわけじゃないんですよ。自分のやりたい仕事ができていて、それに向けて一時帰国もしてる状態です。(書き方が完全に悪かったですね、ごめんなさい。)
ただ、私もそうですが、値観や考え方なんてすぐに変わるもんなんで..
お互の未来への目指すものが一緒だったらいいなぁ..て思ってます。
わぁ!すごい。レアパターン!
そして、すごく現実的な旦那さん!
お互いがそれで、納得してるんだったら、私は全然勝手だとは思いません。
ただ、こんな世界情勢ですし、旦那さんは気がきじゃないでしょうね。( ゚д゚)
私も別の立場だったら、すごく心配しそうです。
はい!お金、大好きです。笑
私も働きますよー。ガッツリ稼ぎたいです!
今が無職な分、余計にそう思います。
とんでもございません!いつもコメントありがとうございます(^o^)
確かに。
ただ好きなだけでは、別に結婚なんてしなくてもいいですもんね..
フェアでは全くないですよね。頭ではわかってるのですが..
どうも昔から、一番近くにいる人を、大事にするのが苦手です(一番ダメですね。)
私も夫婦は鏡だと思ってます。
まずは、自分が変わらないと..ですよね。
過去の記事にコメントしてすみません。
すごく共感してしまいました。
数年前、世界一周に出た彼と遠距離で頑張ってたのに
帰国後もふらふらする彼にイライラが募り別れてしまいました。
友達だったら、兄弟だったら応援するのに・・・なんて考えてましたね。
わがままですよね~。
で、数年経った今、きっかけがありまたお付き合いすることに。
彼はまたいつ帰ってくるかわからない旅に出ています。
私も合流したいって今は思っていますが、まだまだ不安ばかり。
今からほかの記事も拝見させていただこうと思います。
ふたり揃って無収入ってやっぱり怖いですよね。